用語段階:前工程

イオン注入

読み
イオンチュウニュウ
英語
ion implantation
別の表記
イオンインプランテーション

公開日:作成者:hysd(SemiCompass運営者)

ひとことで言うと

不純物の原子をイオンにして加速し、ウェーハの表面近くに打ち込む加工である。

このページの目次
  1. 関係する工程と企業
  2. 関係する用語
  3. 理解度チェック
  4. 出典

イオン注入は、ドーパントとなる不純物の原子をイオンにして電界で加速し、ウェーハの表面近くに打ち込む加工である。シリコンに電気の通り方が異なる領域を作り、トランジスタのソースやドレインなどを形成するために使う。

打ち込む量はイオンの電流と時間で、深さは加速のエネルギーで調整する。この制御のしやすさが、広く使われる理由である。フォトレジストで覆った部分には打ち込まれないため、回路のパターンに合わせて領域を選べる。

打ち込んだ直後は、シリコンの結晶が乱れ、不純物も働かない。そのため、加熱して結晶を回復させ、不純物を働く状態にする処理(アニール)を続けて行う。

理解度チェック

本文の内容から答えられる問いです。答えを選ぶと、正しいかどうかと解説が出ます。

問1

イオン注入の後にアニール(加熱)を行う理由として、正しいものはどれか。

答えと解説を見る

答え:1. 乱れた結晶を回復させ、不純物を働く状態にするため

打ち込んだ直後は結晶が乱れ、不純物も働かない。加熱によって結晶を回復させ、不純物を働く状態にする。

出典