9. 工場と業界

このページの目次
  1. 工場を支える技術
  2. 業界の構造と企業

半導体の工場を支える技術と、設計・製造・組み立ての役割分担、業界の歩みと日本の位置を学びます。

工場を支える技術

  1. ごみを入れない:クリーンルーム半導体の工場で、空気中の小さなごみが不良の原因になる理由と、それを防ぐクリーンルームの仕組みを説明する。天井から床へ流れる空気、室内の気圧、人が持ち込むごみへの対策、ウェーハを密閉した容器で運ぶ工夫を扱う。
  2. 工場に届ける:超純水と、ガス・薬液半導体の工場で大量に使う超純水が、なぜ必要で、どのように作られるのかを説明する。工場の中に配る大量のガスと、成膜やエッチングに使う特殊なガス、薬液を安全に届け、使った後に処理する仕組みも扱う。
  3. 止めずに動かす:ウェーハの搬送と工場の自動化半導体の工場で、ウェーハを入れた容器を装置から装置へ運ぶ自動の搬送と、どのウェーハをいつどの装置で処理するかを決めて記録する仕組みを説明する。装置の調子を見張って保守する考え方と、集めたデータを製造の改善に生かす流れも扱う。
  4. 電力と環境:工場が向き合う課題半導体の工場が多くの電力と水を使い、温室効果の強いガスも扱うことから、工場が環境に与える影響と、それを減らす工夫を説明する。電力を減らす工夫、ガスを分解する装置、水の再利用、化学物質の管理と、製品の使用時の電力を減らす半導体の役割を扱う。
  5. 工場を建てて動かすまで半導体の工場を、どこに建て、どのように建設し、装置を入れて、安定して作れるようになるまでの流れを説明する。土地選びで重視される水、電力、揺れ、人と物の流れの条件と、建物の特徴、装置の立ち上げ、良品の割合を上げていく段階を扱う。

業界の構造と企業

  1. 分業でつくる:半導体業界の役割分担半導体が、設計、製造、組み立てとテスト、それを支える装置と材料、設計の道具といった役割に分かれて作られていることを説明する。設計専業、受託製造、一貫生産、後工程の受託などの違いと、分業が進んだ理由、サプライチェーンの見方を扱う。
  2. 会社の位置を読む:サプライチェーンの見方半導体に関わる会社を、サプライチェーンの中の位置から読み解く方法を説明する。何をどの工程に向けて誰に売っているか、会社全体の中で半導体がどれだけを占めるか、需要の波をどの順に受けるかを見る観点と、このサイトの企業分析での確かめ方を扱う。
  3. 需要の波を読む:市況の考え方半導体の需要が増えたり減ったりする波が、なぜ生まれるのかを一般的な仕組みとして説明する。工場をつくるまでの時間差、在庫の積み増しと調整、用途ごとの需要の違い、価格の動きやすい製品と動きにくい製品、波を読むときの手がかりを扱う。
  4. 半導体産業の歩み:トランジスタから分業の時代までトランジスタの発明から、日本の半導体産業の始まり、ICの発明、DRAMでの日本の躍進、事業の再編と受託製造の広がりまでを、日本半導体歴史館の資料をもとにたどる。今の業界の構造が、どのような流れの中でできてきたのかを扱う。
  5. 国はなぜ半導体を支えるのか:政策の考え方と仕組み国が半導体の生産や研究開発を支える理由と、その仕組みを、経済産業省と財務省の資料をもとに説明する。経済安全保障の考え方、三つの基金、支援の例、投資を呼び込む枠組み、政策の情報を読むときの注意を扱う。
  6. 世界の中の日本:シェアの移り変わりと、今の取り組み世界の半導体の中で日本の位置がどう変わってきたのかを、経済産業省の資料をもとに説明する。世界のシェアの変化、売上の上位の顔ぶれの変化、国内の新しい工場、市場の見通しと国の目標、資料を読むときの注意を扱う。